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胡蝶の夢

BL・JUNE関連で緩~く感想や思いの丈などを綴っています。

   

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sweet pool 哲雄ルート感想3

  sweet pool 哲雄ルートのプレイ感想その3です。今回は融合EDでございます。四つの哲雄ルートのうち二番目に見たんですが、後から考えたら一番TRUEっぽかったです。
 
 ■融合ED
 姫谷を振り切り、なんとか蓉司宅にたどり着いた二人は『彼ら』を受け入れることを選ぶ。
 字のごとく融合しました。そういう意味で一つにもなりましたし、見たまま一つにもなっています
 彼らを受け入れると決めた一方で、自分たちだけの結末を強く思っている。互いの本当の気持ちを知って、時が迫っているのを直に感じながら想いを確かめ合うのが切なすぎる……!

 次第に二人の体が癒着し始めて、とうとう一つになった繭から生まれたものは……純成さん。深紅の目と漆黒の髪、透き通った肌を持った彼は、明らかに人外のオーラを発してます。
 そんな彼を蓉司と哲雄の行方を追ってきた姫谷が見つけてびっくり仰天。姫谷は憤って二人を追いかけてきたはずなのに、すっかり純成の神秘的な魅力に中てられてしまいます。
 あのあと姫谷は大事に純成を守っていったんだろうと願いたいです。最愛の坊ちゃんもあんな形で失ってしまいましたし……。善弥と坊ちゃんについてはまた別の機会に記すとします。
 
 かの有名な、
 哲雄「永遠ってあると思うか」
 蓉司「永遠なんて、ない」
 の掛け合いは融合EDのもので、この辺りはもはや画面が滲んでよく見えませんでした(涙)
 そう言い切ったからこそ最後の時を一秒たりとも無駄にしたくなくて、全身全霊で相手を受け止めるところが大変やるせなかったです。

 実を言うと、全ED中で融合EDが一番好きです……。今まで何の接点もなかった二人があるきっかけから気になり始めて、迷いながらも本質では強く惹かれあっているのがたまらない。
 本意を測りかねて戸惑っているのも学生ならではのピュアさが光っていると思います。気持ちを通わせてこれでやっと……!ということころで燃え尽きてしまうのもひっくるめて好きです。

 なんだかしんみりしてしまいました……。回を追うごとに鬱度が増していくと思われますが、お次はいよいよグランドEDでございます。

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sweet pool 哲雄ルート感想2

 sweet pool哲雄ルート、同棲EDの感想でございます。おそらくGOOD ED 1。信じられないだろ、これグッドEDなんだぜ……。


     ■同棲ED
 二人ともプールへ飛び込んだ後、姫谷に撃たれて重傷を負った哲雄の為に蓉司は自らの力を捧げて……。それから二年後。
 まるで新婚夫婦のような会話をする蓉司と哲雄がそこにはありました。でも何だか様子が変。そう、蓉司の姿がどこにも見えないのです
 しかも会話文で哲雄には「」かぎかっこがあるのに蓉司にはない。これは……明らかに蓉司は人の状態で存在してません。でも哲雄はちゃんと蓉司のいるらしき方を向いて喋ってる。一体どういうことなの。
 同棲EDの蓉司の在り方については、いろんな感想サイトさまを見させていただきましたが、いくつか解釈があるようですね。

    1. お肉の塊になっちゃったよ派
    2. 霊になっちゃったよ派
    3. 何言ってるの蓉司はちゃんとここにいるよ派
    4. すべて幻だよ派


 ……というふうに僭越ながら分類してみました。私としては2に近いような気がします。意識だけが浮遊しているイメージです。
 それに軽くて割と自由に移動できるみたいですし。お肉も移動してましたけどね……ビジュアルがあんまりなので希望も込めて霊のようなものだと思っております。


 蓉司が哲雄の傷を癒した件について少し補足すると、過去に蓉司は家族で交通事故に遭っており、奇跡的に彼だけ生還したことがあります。蓉司の父親も『オス』の性質をもった人間で、亡くなる直前に幼い蓉司にすべての力を注ぎ込んだおかげで彼が生き残ったんですね……。
奇しくも自分の父親と同じ運命をたどることになろうとは。

 しかし!このEDでしか見られない哲雄の笑顔のなんと眩しいことか!たとえ蓉司がどんな姿になろうと関係ない。そこにいてくれるだけでいい。今この一瞬をただ大切に……。
 意識が薄れていくなか自分は幸せだったと、これだけは姉さんに伝えたいという蓉司が健気すぎて、涙腺がもたなくなったところでED曲が流れてきました。
 Miracles Mayのヴァイオリンver.なんて反則でしょう。感傷に浸りきりでした。エンドロールが終わってスタート画面に戻っても、セーブ開く気になんかとてもなれません。

 断腸の思いを振り切ってお次は融合EDの感想です。また長くなったんでEDごとに記事分けることにします。


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sweet pool 哲雄ルート感想1

 sweet pool哲雄ルートのプレイ感想です。一口に哲雄ルートと言ってもEDが四つあるので、そのうちの融合失敗EDについて記します。おそらくEND 1。ネタバレしまくりです。


 ■融合失敗ED(銃殺ED)
 ……と勝手に私が呼んでいるのですが身も蓋もありませんね。一度は姫谷から逃げ延びたものの、ことに及ぶ前に居場所が見つかりそのままバーン。
 そんなのってありですか!せっかく長い間一人とひとりだった二人が、心を通わすことができる相手と出逢えたというのに。上げて落とすとはまさにこのこと!

 途中から哲雄とのスキンシップが増えていって、これはもうルート決定したなとわかると同時に襲ってくるEDへの恐怖……。
 スキンシップといえば、スイプはゲームの長さは短い方だと思うのですが、その割にHは多いと思いました。主に哲雄の。というか睦と善弥は自ルート以外蓉司とH(と呼べるものではないと思うけど)してませんし。

 言葉少ななので無言で襲ってそのまま立ち去る哲雄が怖いです。蓉司の気持ちになってみると恐ろしいことこの上ありません。
 担任の上屋先生はそんな城沼くんとやたら行動を共にさせようとするし、胡散臭さ炸裂でございます。

 しかし上屋のおかげで、休みがちな蓉司の家へ哲雄にプリントを届けさせたり、遅れがちな勉強を見させたりいろいろとイベントが発生!笑
 なかでも哲雄の家での勉強会は大好きです……!心体ともに絶妙な距離感の二人の会話と所作がたまらない。
開始早々哲雄のことが気になり過ぎるようくんかわいい。考え事してるうちに居眠りしちゃうようくんかわいい。一緒になって寝ちゃった哲雄に寄りかかられて焦るようくんかわいい。
 この辺りからどんどん哲雄を意識し始める蓉司。一方哲雄は相変わらず何を考えてるのかわからないけれど、どうやら敵意はないらしい。笑

 でもって次々に明かされる事実には頭がこんがらがりそうになりました。このEDでさえGOOD扱いだそうですが、一体どういうことなの……。
 いや、言わんとすることはわかります。哲雄と気持ちが通じ合った時点でGOODなんですよね?そうですよね?
 常識的に考えて登場人物が、しかも主人公が退場してグッドEDなんてことはありえませんよね。私もありえないと思ってました。sweet poolをプレイするまではねっ!
 想いが通じ合うっていうのはすごいことなんだって。そのために犠牲になるものもある。本当に胸が痛みます。
 ED別感想初っ端からこんなんで持つのか自分。思ったよりも長くなったので他の哲雄EDは別記事にわけます。

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ドラマダFDやら燃料やら

初回プレイ時からまるっと9ヶ月経ってて驚きました。思えば、

4月はエイプリルフール、蒼葉誕生日
5月はキラルナイト(行ってないけど)
6月はノイズ誕生日(諸事情で次月に延期したけどセルフ盛り上がり)
7月は延期されたノイ誕の書き下ろしイラストとSS
8月は紅雀誕生日、夏コミ、ニトロプラスミュージアム
9月はミンク誕生日
10月は蒼葉フィギュア詳細公開
11月はAGF(行ってないけど)
12月はビジュファン

と毎月何らかの燃料があったドラマダですが、いよいよファンディスクの発売日が決定しまたね!
4/26(金)発売予定だそうです。ドラコネならぬマダコネにならないよう祈ります(笑)
しかも早々パケ絵まで公開されて…!キラルなのにこんなにトントンいくとは逆に恐ろしい。

まさか特典がないなんてことはありませんよね?
早く発表されないかな~そしたら今回はちゃんと予約するんだけどなぁ。
本編のソフマップのシステムボイスは大穴だったからFDにも期待してしまいます。

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sweet pool 感想

 sweet poolフルコンプしました。終わった後しばらく放心状態でしたよ。正確には今も気持ちの整理が上手くできません…。
 ゲームより先に漫画と小説を読んだり各々感想サイトさまを巡ったりして大方の内容は知っていたにも関わらず、実際にプレイしてみると凄まじい破壊力でした。
 ライナーノーツのゆっくり沈んでいってねが頭から離れない。本当に沈んだまましばらく帰って来られなくなるからな!

 肝心の内容ですが、私は射殺ED→睦ED→善弥ED→融合ED→同棲ED→グランドEDの順でEDを見ました。限りなく蓉司と哲雄の物語なので、あくまで睦と善弥はBAD要員であってGOOD EDは用意されてないところがまたシビアです。
 もしリアルタイムで追ってたら、キャラ表が出て睦と善弥にもEDがあるとわかりワクワクしながらプレイしてどん底に突き落とされること必至であろう。
 特に睦は自ルート以外のほうが蓉司とも和解できるしカニバリズム変な性癖に目覚めることもなく、先の人生を歩めていたのではないでしょうか。その点、善弥EDは誰が悪いわけではないというだけあって、善弥を全面的に否定できないのがまた痛いところだと思います。

 私は例のごとく、初めは攻略サイトさまには頼らず己の意思のまま選択肢を選んでいったらあれよあれよという間に射殺EDへたどり着いていました。詳細は哲雄ルートの感想に記しますが、あそこまでいったのにあんな結末ってないよ…!
 ずっと孤独だった蓉司と哲雄がやっと巡りあえたというのに。たとえ永遠がなくとも今このときを大切に、大切にしたい。はあ…しばらく戻って来られそうにありません。

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