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胡蝶の夢

BL・JUNE関連で緩~く感想や思いの丈などを綴っています。

   

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金環蝕 短編集1/山藍紫姫子 感想

 金環蝕の感想です。私が古本屋で見つけたのは短編集だったのですが、ちょうどいい長さで読みやすかったです。短編集は金環蝕の他にもホラータッチのお話も入ってて続きが気になり、どんどんページをめくっていってしまいました。印象深いものばかりで、読んでから日が経っても内容をよく覚えています(笑)というわけでやっと感想をば。


『金環蝕』
 メルローズは夏になるとクライシスの不夜城へと招かれる。そこにはかつての上官であるカート・フレグランス大佐がいて…。タイトルがとても言い得て妙でした。戦争が終わって行く当てのないカートは生きていくために男娼となり、クライシスに買い上げられて彼のもとで男妾として過ごすことになるのですが…クライシスのやり方が汚い!相手を凌辱して楽しむ…っていうか好きな子には意地悪したくなるって感じです。
 メルローズのカートに対する想いも全部お見通しで、それを知ったうえで抱かせるように仕組むなんて本当に趣味がいいです。メルローズとカートはいいところまでいくのですが…カートは心も体もすっかりクライシスに蝕まれていたのでした。
 この三方のねじれた関係がとっても好きです。行き場のない想いがたまりません。結局メルローズは地元で結婚して子どもも生まれるのですが、心の奥深くには夏城でのことが忘れられず、次の年もまた城へ出かける支度をする…という終わりのない結末がすごく魅力的な物語でした。
 金環蝕は完全版も出ていて、そちらの感想は別記事にてどうぞ。

『タイロンの呪い』
 古代遺跡が舞台で、現地にいるある美青年がそれぞれ自分の好みの容姿に見えるという不思議なお話。性染色体が絡んできます。通常人間の女はXX、男はXYですが何らかの影響でYYの遺伝子を持った個体が生まれたら…?というのを想像した面白い物語でした。
 ちょっと気になって遺伝について調べてみたら、YYだと生存できないそうですね。生存に必要な遺伝子情報はXに含まれているのでYのみだと生きて誕生できないとか。現実にはこういうことみたいですけど、タイプの人間に見えちゃうっていう発想がすごく粋だと思いました。
 BLな部分については、主人公もそんな美青年にいつの間にか魅入られてしまうんですね~初めは一緒に現場へ行く仲間とどうこうあるのかとばかり。謎の青年に関する一本のミステリーとしても楽しめました。

『人魚の囁き』
 まず、扉絵から怖い!絵からしてそれっぽい雰囲気全開ですが本当にホラーとは…。伝説の人魚を手に入れた主人公はその人魚を迎えにきた皇子と…というふうに序盤はいい感じで進んでいきます。が、人魚の肉を喰らうと不老不死になるというのを試したくて仕方がない主人公は…ああ!カニバリズム ダメ、絶対!
 言い伝え通り不老不死を手に入れた主人公だったが…血肉はすっかり枯れ果てて小さな小さな心臓だけになったその姿は大変哀れなのでした…。
 普通に怖いです。読んでてゾクゾクしてしまいました。ふと某錬金術師に出てくるエンヴィーを思い出したのは内緒です。

『闇の呼ぶ声』
 これまたタイトルが怖い。一体どこから何が呼んでるの?っていう。この短編集のうち一番話も長くて本格的なホラーになってます。転校生の孝彦と周りにオカマと言われている聡は密かに体の関係を持つようになるが…。ある日孝彦とその他の友だちで夜の学校を探検することになるのですが、その間で容赦なく人が亡くなっていきます
 孝彦は生き残れるのか、探検に参加してない聡は…と思っていたところに満を持して聡の登場です。初めの部屋に戻ってきた孝彦だったが、そこには何故か聡の姿が。すると内側から開くはずのない扉が聡の手によって開かれ、無事に外の世界に出られるのでした。
 その昔学校で亡くなってしまった生徒へ花を手向けていた心の優しい聡だからこそ成し得たこと…なのかな。二人の恋愛要素もあったけど全編通してホラーでした。

『虜』
 短いのにエロたっぷりでした。幼馴染みにキスしているところを後輩の神崎隠し撮りされて、主人公の環は脅迫されてしまう。試験管プレイです。昼間の学校で、しかも実験道具でなんて破廉恥なー!だんだんと快感を覚えていくんですね、わかります。大好きですそういうの。

『妖精王子東京へ行く』
 また王子というのは置いておいて、ほのぼの(?)ファンタジーです。海外で妖精を捕まえた青年が、妖精リーンに色々いたずらしちゃうお話。わざわざ鳥かごまで用意してそこから筆で…なんて何やってるんですかあなた、と突っ込みたくなりますが気持ちはわからないでもないです(笑)
 世の中には因果応報というものがありまして、突然呪いが発動して巨大化したリーンは武彦よりも背丈が大きくなり…リバでした。でもこれはこれでおいしかったです。ずっとトーンの暗い話ばかりだったので、最後明るく終わってすっきりしました。


 全編通してSF・ファンタジー調の物語が多かったです。短編集なだけあって一つひとつの話は短く、テンポよく読めました。こういうテイストの新作が読みたいものです。
 そういえば先日発売された、『クリームな僕』に妖精王子の話が収録されていましたね。アニメイトの新刊コーナーで偶然山藍先生の本を見つけて手に取り、表紙を見て驚きました(笑)ね、猫耳!こちらも短編集だそうで、機会があれば感想書きたいと思います。

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DRAMAtical Murder全体感想

 フルコンプして各ルート交えての感想と、二周目プレイ以降気付いたことなどネタバレありでガンガンいきます。


 まずは紅雀ルート。一回目暴走した紅雀に蒼葉が襲われたときって事後(未遂だけど)に蓮から話しかけられてるんですよね。一部始終目撃してたと考えるとちょっと複雑!どのルートでも言えることだけど…真っ最中の間オールメイトは勝手にスリープモードになる便利仕様だったらいいのに(笑)
 あと竜峰の前では感情をむき出しにしてただの外道とまで言っていて、気の長い設定な紅雀兄貴どこ行ったんすか…と思いつつも自分の人生狂わせた人間に対してなら怒りをあらわにするのも当然ですかね。にしても紅雀のトラウマシーンの描写が暴露の部分だけで伏線が少なく、唐突さが否めなかったのでちょっと理解しづらかったように思います。
 ウイルス&トリップと初対面のときは、「こんなのとつるんでるのか」なんて言いぐさでそこまで反発しなくても…と思ったものです(笑)でも893だと聞いて異常に反応してたのはそういうことだったのかーと二周目にわかりました。キレてる印象が強い紅雀だけど考えてみるとちゃんとその相手は自分や蒼葉を侵す存在で、ヒーローのセンサーは伊達じゃない!と感激しました(笑)
 ところで初めは気が付かなかったんですが、スクラップの冒頭で明らかにCGがふすまなのにテキストでは障子となっていたんですね。何度かパッチ出てますけど修正されないままで…と思って調べたら部屋を仕切る扉の名称として障子でも間違いではないみたいです。

 次にノイズルート。ノイズがグリッターに入ったときこういう古臭い内装は好きじゃないってのが二周目にして納得できました。恐らくそれは昔の家のことを思い出しちゃうからだったんですね。いつも無表情なノイズが嫌な顔するのも当然。
 あとオーバルタワー脱出時の複雑骨折が相当痛そう…毎日病院へ行ったらしいけどミズキの方もついでもといその時に行ったのかなとふと思いました。
 今まで痛みを感じにくかったのにいきなりあんな目に遭って、「点滴とか注射とか痛くてビックリだろ~」の蒼葉の台詞が大好きです。年上っぽく振る舞う蒼葉かわいい。
 そういえば暗がりにいた上から下まで真っ白の幽霊みたいなのは、セイのことだったんですね!真相をやってから二周目をプレイすると新たな発見があって面白いです。

 ミンクルートついにミンクさんは蒼葉のことを名前で呼ぶことはありませんでした…。最後の振り返り美人CGで一言あるかと思ったけどそんなことはなかった。ミンクさんのデレは髪撫でに凝縮されていたんだ…!
 今回は地の分が蒼葉視点だったのもあって、どうしても攻の感情の変化がわかりにくかったのが惜しいです。特にミンクさんは無口で何考えてるか知る由もないしCool-Bではバイオレンスの権化とまで表現されるくらいに暴力シーンが多かったのでなおさら。
 ただFDが出ることも決まってますし今月はミンクさんの誕生日なので期待してもいいですか…?これまでのSSは半パラレルという感じでしたが、本編の補完が是非欲しいところです。

 そしてクリアルート。クリアは声のせいで蒼葉をマスターだと認識したと言っていたけれど、それは蒼葉がオリジナルだからですよね。クリアのことがあったからこそ誤認をなくしてαたちを作ったんでしょうけど、プラチナジェイルと旧住民区って距離があるし研究室とかって管理とか徹底してるのにそんなことがあるんでしょうか…などと突っ込んだら負けですかね。クリア自身もマスターの声はどこにいたって聞こえるって言ってますし細かいことは気にするなってことですね!!
 しかしクリアがどこで“かっこいい蒼葉さん”を知ったのかという問題が残ります。それについてはアニメイト特典でチラッと話があったみたいですが、迷って限定版の予約を怠った自分にはわかりかねるのでした…ヲタグッズはまじで一期一会ですよ買って後悔より買わずに後悔のが断然ダメージ大きいですからね!
 人間でありながら声の力を持つ~というくだりがありましたが…さらにマスターは人間で僕は人工物というのも…結果的に蒼葉も試験管ベビーだったわけですよね。東江のもとで作られた、それはつまり蒼葉とクリアは親戚みたいなもんだと…んん?あまり考えるのはよそう(笑)
 それはそうとオーバルタワー崩壊時にオリジナルが消滅、と言ってましたがセイさんのことか!と二周目でわかりました。消滅ってなんだか寂しい響きですね…こんな感じでほんの少しセイ兄さん出てくるけど一体何者なのかは真相ルートまで明かされませんね。

 最後に蓮ルート。ウイルスやセイさんの説明で次々に飛び出してくる新事実に圧倒されまくりでした。金目蒼葉は脳内友達で、その破壊衝動を抑えて均衡を保つために生まれたのが蓮で…それにしても金目こと黒蒼葉は思いのほかあっさりと説得されていった印象です。もっとおまえに物申す!って感じで蒼葉に対して一言二言あるかと思ったんですが。某ガンダム00でのハレルヤもそういう感じだったけど、主人格のアレルヤに干渉してくる度に考えさせる言葉を残していって成長につながったんですよね。そもそもドラマダは蒼葉の成長物語ってわけでもないから描かれるものが違って当然ですがついそんなことを思ってしまいました。
 それと個人的にセイさん救済ルートも見てみたいです。もしこれからも元気に過ごすことが出来たらっていうパラレルでもいいからお話を読んでみたいと密かに思っています。


 そういえばプラチナジェイルのエリアが各キャラ違っただけに、宿もルートごとに違う所に泊まるかと思いきや共通してグリッターだったのには「あ、同じなんだ」と思いました。それよかPJの侵入の仕方が全員同じなのには少し拍子抜けでした。あんなに用心深そうなミンクさんでさえ正面突破てまじかー!と(笑)

 それとミズキについて神隠しの話題をミズキから出してたのはとんだデジャヴでしたね(苦笑)あの頃のミズキさんは自分が当事者になるなんて思いもしなかったであろう…。紅雀とミズキってある程度は連絡とってたみたいだけど、直接話してる場面は本編になかったのでコミカライズで紅雀とミズキが蒼葉おいてきぼりでふざけてるというのを聞いて新鮮でした!
 あとミズキは蒼葉にスクラップされて入院した後どうなったんだろうか…。回復しつつあるって表現だったけどBADの一つとして狂化したミズキが襲っちゃうなんて展開もありとは思ったんですが、それだと若干紅雀とかぶるしウイトリ3Pが濃厚だったのでやっぱりなしかなあ(笑)
 ドラマダは攻キャラが結構イロモノ揃いって感じなので、ノーマルイケメンなミズキさんはストーリー部分で割りを食ったイメージです。FD!頼むよ救済措置とってくれよう!Cool-Bのキラルくんインタビューを読む限り期待はしないほうがよさそうですけどね…でもFDが出ること自体は大変画期的なことなので純粋に発売が楽しみです。


 ファンディスクの制作も決定して各キャラの誕生日に描き下ろしイラストとSSと過去にない燃料が続いて嬉しい限りです。となるとドラマCDはFDの後になるでしょうか。つい先のことばかり考えてしまいます。

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ドラマダ 真相ルート感想

 さてやっとこさ真相ルートの感想です。一通り攻略し終わった後、タイトル画面に戻ると…あれ、ずっと蒼葉の後ろにいた蓮がいなくなってるではないですか!てことで、隠しルートは皆さんご存じ蓮でした。
 共通ルートの割と序盤でオンラインモードの人型になって私はビックリしましたよ…ネタバレ早すぎやしませんかと!でもそんなのは全然序の口でした。あの人たちにはもっとすごい秘密がありましたねー…。

 そして蓮ルートといえば万人が萌えたであろう頭こっつんこを手で押し返すシーン!か、かわいすぎる…そのあと蒼葉が「ぽわぽわ」って撫でるところもかわいい。その台詞でしかあのふにゃっとした笑顔の顔グラって使われてなかったと思います。でも蒼葉は額つけるのを初めて蓮に拒まれて内心傷ついていて、そこから一人と一匹の心は少しずつすれ違っていきますー。
 プラチナジェイルで最新型のオールメイトを見て蒼葉がうらやましがったりと、自分が旧型であることにコンプレックスを感じて終いには脱走してしまうという繊細っぷりを披露する蓮さん。こんなピュアでどうやってR-18場面まで持っていくんだとかそんなことばかり考えて申し訳なくなる…。

 いつも通り招待状を受け取ってオーバルタワーに侵入すると、ある一室で待ち構えていたのは…ウイルスとトリップでした。ついにきたー!ここまで長かった…ドラマダでは共通ルートでBADに分岐しなかったから一体どこで出てくるんだろうと首を長くして待っていたんですよ!
 でも本番はこれからでした。ウイトリはモルヒネであったことをあっさり明かし、俺たち楽しいことと楽なことが好きだから~とか言って東江のもとにいるそうで。そういえばミズキがいなくなったとき俺たちが見回った時はいたと言っていたのは、涼しい顔してばっちり嘘ついてたってことですよね。ウイルスはまだしもトリップまで平然とホラ吹けるなんて…恐ろしい子。それとも彼らは司令塔だから実働部隊がいつ動くか詳細は知らなくて直接は嘘ついてないとも考えられますが…どっちにしろとんでもないヤツらだったのには変わりありませんね。

 そしてここからは怒涛のウイルスによる解説タイム。蒼葉の出生について詳しく説明してくれて、蒼葉がセイの双子の片割れであること、東江の力の源となっていること、研究所で生まれたデザイナーベビーであることをポンポン喋っていきます。
 まじですか!デザイナーベビーって結構衝撃大きかったです。が、パケ絵から少し想像していたことではあったけどね…まさかね、なんて思っていたら案の定でした。
 ところで双子の兄であるセイさんは脱走する蓮を追いかけている最中に路肩でうずくまっている謎の人物として会っていましたね。あと紅雀ルートでも一瞬だけタワーが崩れる寸前に出てきました。あれ以降テレビ画面でしか映らないし全然誰なのかわかりませんでしたけど、お兄さんだったとは…伏線少なすぎるよ…。

 と言っているうちに何やら怪しい雰囲気に。ウイトリは一通り話し終えると、捕まえることになっていたボコボコにし始めてそこへ現れた選択肢を間違えて選ぶと…ウイトリBADエンドへ突入!よっしゃーやっときたこのときを待っていた!
 ウイルスもトリップもセイの力に惑わされないよう目をいじっていて、暴露の力を使おうとした蒼葉は喉の動きを見破られてしまうのでした。二人に気に入られてる蒼葉は東江のもとへ渡ることなく、半年の調教期間を経てウイトリの肉人形(Cool-Bの解説文より)となる生活が待っていましたとさ。
 えええっ!3Pきったー!ちょっと嬉しすぎる…しかも二輪挿しなんて蒼葉の*は大丈夫なんですか。ウイルスが前、トリップが後ろから…蒼葉はもうヒイヒイ言ってます。でも慣らされて痛いながらも蒼葉がかわいいと思えてしまう…!トリップの「蒼葉が苦しそうでかわいい」は名言だと思います。加えて二人のオールメイトの蛇とライオンまでプレイに加わってもう蒼葉はてんやわんやです。ホント…お疲れさま。

 他の四人のBADは痛そうなものばかりだったので、エロ方面でBADなのはポイント高いですね!GOODがないから余計引き立ってます。欲を言うならば、半年間の調教期間を詳しく!知りたいです!私、気になります!
 余談。それがないから妄想の余地があっていいという部分もあるかもしれませんが、ぶっちゃけその過程が一番描写して欲しいところであるわけです。BADだから細かい描写はなくて当たり前でしょうけどね…わかっていますとも。そういうのがいいならCP固定小説でも読んでろって話ですよねー。それに過程でいくら葛藤したところで蒼葉がウイトリに心まで開いたらBADじゃなくなりますし(笑)
 自分の読書傾向からいってねちっこいプレイとか気の強い受が好きだからついそんなことを思ってしまいましたー。オフィワの蓮蒼SSからしてそもそも蒼葉は貞操観念薄いみたいだしそんな展開になるはずもありませんでした!

 本編に戻って、ウイトリに屈せず正しい選択肢を選ぶと正真正銘蓮ルートに入ります。もうだめかと思われたとき、他の攻キャラが団結して蒼葉を助けに来てくれました!すごい、この四人どうやってまとまったんだ…。蒼葉がいなきゃすぐ喧嘩始まるのにね。主人公の一大事となっちゃ皆姿勢も変わるものなのかな(笑)

 蓮はPJに入ってから不具合という名の恋煩いに見舞われてますが、話が進んでいくごとに症状が悪化してしまいます。そんな蓮が蒼葉にライムを仕掛けてきて…ここから腸超展開、蓮が蒼葉の脳内友達であることが発覚します。…え!?蒼葉自身そのことを思い出して、自分に暴露するという強行手段に出ます。蓮はここでBAD分岐でした。蒼葉と蓮に関するYES/NOで答える質問がたくさん出てくるのですが、この質問内容がかわいい。ここまでプレイしてきたあなたならわかるよね?といったものばかりだったんですがちょっと迷ってしまいました…ごめんね。ルートに入ってからの選択肢はここでの質問の数に影響してたみたいです。

 この質問をわざと間違うのは大変心苦しいものがあります…が、BADから先に見たい私は不正解し続けて蓮BADへ。蓮のことが全然わかってなかった蒼葉。蓮は半獣化してしまい蒼葉を喰らいつくしていきます。喰っても喰っても終わりのない世界で、蒼葉は最後まで蓮の気持ちを知ることはないのでした。
 蓮BADのスチルがとても痛々しいです…主人公なのに容赦ないですね。でもこの人蓮に耳や腕が一部獣化した姿が結構好きだったり…。すごい絵面なのにまじまじと画面を見てしまいました。そこで流れてきた蓮BADの曲はGOATBEDさんの『de SLASH』でした。初めイントロでは何の曲かわからなくて、PV2に使われてる曲だと合致した時には大変興奮しましたー!かなり好きだったので本編EDにも使用されていてとっても嬉しかったです。さっきまでEDの展開に凹んでたのに変わり身が早いものです。
 それにしても最後の言葉が「蓮、どうして…」だったのには驚きましたよ。あれだけ気にかけてたのに、蓮の気持ちにだけは気付けなかったなんてあんまりです…。咎狗のアキラもそうだったけどケイスケの選択肢での台詞がもうね…あれほど心配してたのに最後の最後でどうしてだいと思ったのが記憶によみがえりました(笑)

 一方、GOODへ進むと蓮の人格は独立したものとなり、東江との対決にも勝利します。そこへ満を持して現れた双子の兄であるセイさんから真実を知らされます…。
蓮は蒼葉の意識の一部であり、蒼葉の中にある破壊衝動(通称金目蒼葉・黒蒼葉)を抑えるために生み出された存在だったのでした。つまり蒼葉の中には意識が3つあるということですね。
 さっきはさらっと流したけど自分自身だったなんて…えええ!蓮に関する事実は真相ルート以外一切明かされず、伏線もないのでちょっとビックリしました。
で、セイ兄さんと共に金目蒼葉の完全体のような白蒼葉も登場。彼は完全な悪ではなく、蒼葉にその存在を認めてほしくてずっと干渉してきたみたいです。金目は寂しかったんですね。
 そんな白蒼葉を受け入れて一つになった蒼葉は、次にセイから自分を壊してほしいと言われてしまいます。東江の研究ばかりで変わり映えのしない日々を過ごしてきたセイさんは、精神的にも参ってて生きるのに疲れてしまったんですね。蒼葉は嫌だと拒みますが、セイさんの解放してほしいという望みに応えて最終的には壊してあげます。切ないですねー…。

 暴露空間に二人っきりになった蒼葉と蓮。しばらく話した後、もう待ちきれんとばかりに蓮が触れたいと切り出してきます。ドラマダ攻の誘い文句は触れたい、触りたいが決定版ですね!そんなこんなでいい雰囲気になってエロが始まります。
 長かった…!ここまで長かった!やっと蓮のエロ来ましたよ。若干無理やりなのは否めませんが、個人的に蓮のビジュアルすっごく好みなのでいつ始まるのかともどかしい気持ちでいっぱいでした。流れではH無しでも全然話として成立するし、元がかわいがってるオールメイトだっただけに色々抵抗感じる方も少なくないとは思いますが…加えて自分同士ですしね。
 その自分同士なうえに暴露空間という特殊なフィールドのせいもあって、挿入されながら自分も挿入している感じを味わうというオ●ニープレイを披露してくれました。そうだよここは暴露空間。蓮…自分の脳内ですよ。しかも現実世界で戦ってる仲間ほったらかして脳内Hとは蒼葉さんレベル高すぎ!(笑)

 一段落着いたところで、泣く泣く事を終え現実世界に戻ってきて…倒れている蓮を起動すると「ワン!」としか鳴かない初期化されたオールメイトになっていたのでした。わああ泣く!意識は確立したから元に戻るだけだって言ったのに!これは蒼葉も泣きますね…。
 そうするうちにセイさんによってオーバルタワーが崩れ、また碧島に戻っていつも通りの生活をするようになる蒼葉たちでしたが…。一年後、突然聞き覚えのある声の人物から電話がかかってきて、実の兄が入院してることが知らされた蒼葉は病院に向かうと…なんとそこにはセイの姿をした蓮がいたのです。な、なんだってー!蓮の魂はセイさんの体に移され、長い間海外で療養していたそうで。ちなみに電話をかけてきたのは蒼葉は気付いていませんでしたが、ウイルスでした。オフィワにウイルスはイギリス系だという情報があったのでそっちのほうにいたのかなあなんて思ったりしました。
 ともあれ、再会できて本当によかったね!蓮GOOD・真相ルートのED曲はGOATBEDさんの『PARA MIDIA』でした。自分なりにこの意味を調べてみたのですが、“メディアを越えて”という解釈をいたしました。メディア、つまり媒体を越えてだなんてまさに蓮蒼のための曲!本当にぴったりの曲ですね。
 いやしかし冷静に考えてみると双子の兄の体に自分の意識の一部であった蓮が入って、蒼葉と結ばれるなんて…近親相姦もいいところですね。ばっちこいですけど!


 長々と語ってきたDRAMAtical Murderの感想は以上です。トータル5ヶ月もかかってしまいました(笑)しかしこれからDRAMAtical Murder re:connectも出ることですし!新規描き下ろし絵やボイスが楽しめると思うと非常に待ち遠しいです。
 秋にはビジュアルファンブックが発売するのも決まっていますし、これまでの版権絵が大きな本で見られるのが楽しみです!自分は発売前の雑誌はチェックしていなかったので絶対買いです。各キャラの誕生日もまだ終わっていませんし…あれ、クリアの誕生日ってどうなるんでしょう。ノイズ・紅雀は雑記帳にイラストとSSが来ましたが、これはVFBに載ったりしませんかねーと淡い期待を抱いています。
 とりあえず今月のミンクさんの誕生日がどんな風に来るのか今から楽しみで仕方ありません。

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ドラマダ 紅雀ルート感想

 DRAMAtical Murder紅雀ルートのプレイ感想です。オフィワ感想と前後してしまいましたが、今さらながら綴っていきます。あらすじを追いつつがっつりネタバレしてるのでご注意を。


 紅雀は蒼葉のこととなると熱くなるタイプ。普段は軟派な感じで女の子とつるんだりするけど蒼葉の部屋のベランダだけで紫煙を燻らせるってのがいいですよね。それなのにCool-B vol.44ではみんなの前で吸ってましたけど…あれ結構衝撃受けましたよ(笑)例のベランダのシーン、スチルも出るしすごくいい雰囲気だったのに!でも見る限りあの表紙はパラレル設定っぽいですし細かいことは気にしないことにします。


 今回プラチナジェイルではフレイム・ウィローというゾーンに入りました。赤いです。和風な雰囲気が漂ってます。そこで紅雀は女に声をかけられて情報収集を口実に行ってしまうという…散々蒼葉のこと気にかけてたのに置き去りはないだろ~と思いもしましたが後々理由が判明します。
 右も左もわからない敵地で単独行動するのはうっかり蒼葉にはリスクが高かったようで、やっぱり髑髏の首飾りをした変な人に出会った!明らかに怪しい人だよこの人!しかもCV一条光さんだし。

 クラブのような所へ入った紅雀を追って中に入ろうとしたのを止められたのを、この竜峰が助けてくれたのですがさすがの蒼葉も不安に思ったみたいで。でも蓮も『ただの親切な人だろう』とか言う始末でうそーんと思ったプレイヤーも少なくないはず(笑)うさんくささ抜群なのにね。
 色々あって中に入れたと思ったら今度は具合が悪くなってしまいその場に倒れる蒼葉。そこへヒーローこと紅雀が駆け付け着物の上にリバース…oh しかし!嫌な顔一つせずそれどころか蒼葉のこと第一に心配しおぶってグリッターへ帰るこのスチルがたまらんです!ここでどうしてあの場にいたんだとかをすぐに質問攻めにしないところとかホントよくできたお兄さんだと思いました。

 そのあと蒼葉がふとした隙に風呂場で見てしまった紅雀の背中にある大きな赤い花の刺青も竜峰の彫ったものなのですが、この人は彫った刺青から人を洗脳できる恐ろしい能力を持っていて、そこに東江さんも絡んでいるわけです。竜峰は紅雀ルートでのラスボス扱いで最後まで東江は出てきません。あれ、蒼葉たちって何しに行ったんだっけというのはひとまず置いておいて。
 紅雀ルートにおいてはこの竜峰と紅雀が因縁関係にあって、PJ入った途端に女と行動したのも竜峰の刺青が彫られてるのを見つけたためだったのです。この刺青は彫られた人間が興奮状態にあると本人の意思と関係なく暴走してしまって、それが原因で紅雀は母親を手にかけてしまったという辛い過去を持っていたのでした。

 紅雀に襲われた後気持ちの整理がつかなくて、例のクラブへ何となく向かったところへタイミングよく現れた竜峰にまんまと捕まった蒼葉さん、ここで竜峰ついに掘っちゃいますか!?未遂くらいある?!とすごく期待しました。が、あっさりその期待は裏切られ、蓮が助けを呼んでいた紅雀がかけつけ何もかも未遂で終わりました。でもここの蒼葉に刺青を彫れるとなって悦に浸ってる竜峰さんが本当に気持ち悪いです(褒め言葉)
 ここで竜峰が用意したお茶を何の警戒もなしに飲んでしまう辺り蒼葉のうっかり発揮してます。咎狗でアキラはアルビトロから差し出された水には手を付けようとしなかったのに…ってことでどこかで選択肢間違えた!?と思ってしまいました(笑)そういうのもあって竜峰さんにはBAD少し期待したけどそんなことはなかった。あと理性、庇護、破壊が蒼葉から感じ取れる竜峰さん、本当に宇宙人かなんかかと思いました。

 助けてもらって落ち着いた頃、ついに明かされる紅雀の過去。ここで竜峰の刺青のことや紅雀の実家が893だということなどを蒼葉に初めて打ち明けます。子どもの頃からの付き合いで知ってるつもりになってたけど、実は紅雀のこと全然知らなかった…と少々胸を痛める蒼葉がね!もうね!好きな人のことはもっと知りたくなるもんね。
 そのまま紅時雨のメンバーとオーバルタワーに潜入することになり、行き先を最上階とだけ告げられ蒼葉と紅雀はそこへ向かいますが、それは竜峰による罠なのでした。最初に助けに駆け付けたとき首に針を一瞬で刺されていて手駒にされるなんて本当に怖いです。蒼葉も初対面のときにやられていたみたいですし並々ならぬ力を持っていますよね…。だからこそ東江に声をかけられたんでしょうけど。
 竜峰に挑発されて暴走してしまう紅雀を蒼葉は止めることができず、狂暴化した紅雀は竜峰を殺めてしまいます。ここでも自分どこかで選択肢誤ったっけ?と思わず考え込んでしまいました。あれ、暴露まだしてないよね?それなのにBADエンド?蒼葉のほうも“憎しみからは何も生まれない”って言ってますし。などと思っていると理性を失った狂雀が蒼葉に向かって太刀を振り回してきた!こ、こわい。回避すべく、ミズキのことがあって以来本当は使いたくない暴露の力を使って狂雀を止めに入ります。

 紅雀ルートの暴露も演出が凝ってました。いきなり現れたふす…障子越しに女の人と紅雀の声が聞こえたかと思って開けるとまたふすま。次もまたふすまと、竜峰の刺青に追われながら50近くのふすまを開けてやっと一つの部屋に出たのでした。これなんてホラーですか…最初薄暗い部屋で女の人が泣いてる声にもビビったのに加えて変なものが追いかけてくるなんて怖いですよ。
 で、その部屋では若かりし竜峰が少年紅雀の背中に刺青を彫っているところでした。顔が輝いてる竜峰に対して歪んだ表情をしている紅雀を蒼葉は助けようとしますが、刺青のようなものに阻まれて中々上手くいきません。そうしているうちに隣の部屋で斬りあいが始まって辺りは血で真っ赤になるし…音もリアルで小心者の自分には結構来ました。

 なんとか紅雀を竜峰のもとから解放したあと、母親のことなど実家で起きたことや竜峰まで手にかけた罪も背負うつもりでもう諦めたところへ再び暴露。いよいよ伝説の“いいよ空間”へ突入でございます。一瞬助かって現実世界に戻ってきたのかと思いきや、なんだか蒼葉の様子がおかしい。すると突然紅雀に抱きついたのです。おそるおそる触ってもいいか、キスしてもいいかと欲望むき出しの要求をしてくる紅雀を『いいよ』ですべて受け入れていく蒼葉。ここでいいよを何連発もしてるんですが、全部声色が違って感動しました。
 そして本当にいいのか、と訊かれて選択肢が現れるかと思ったら!なんと数文字のひらがなが…紅雀ルートはここで分岐でした。正しい文字選ぶとGOOD、間違うとBADです。ここでの文字数は個人ルートでの選択肢の選び方で変わってくるんですが、私は全滅だったようで初め16文字も出てきてしまい、BADへ直行でした(笑)あおば、とかすき、とか絶対使うだろう入れとけばいいんじゃね?とかもうどうしたらいいかわからなくて相当悩みました。


 紅雀のBADは悲惨なんだろうなと思ってましたがいい意味で裏切ってくれました。蒼葉の「俺はお前のものだよ」ってすごい殺し文句です。だけどこれが理性を失った紅雀に届いてるかどうかは誰にもわかりません…そういうの大好き。
 暴露失敗の後、獣化した紅雀は東江に捕えられてしまい、蒼葉も理性を徐々に失っていって破壊衝動を持つ白蒼葉のほうが表面に出てきたといういかにもなBADエンドでした。最初は自分のせいで紅雀があんなになってしまったと思っていたのが、それでもいいんじゃないかと思うまでちょっと唐突感が否めませんでしたが…あと東江がテキストでしか出てきませんでしたし(笑)
 白蒼葉は東江のもとで力を振るい、紅雀は地下牢に幽閉され一日一回会いにいく執心っぷり。そこで流れてくるED曲はいとうかなこさんの『Tears』。ギターのイントロが切ないながらもかっこいいです。ところでちょっとした裏話で、GEORIDEのツイキャスを見ていたらかなこさんがドラマダのEDの依頼を受けたときの話が出て、ざっくりとしか設定を聞いてないのに歌詞が紅雀BADにぴったりになって感動されていました。あまりにもしっくりきてるので逆に淵井さんが歌詞からインスピレーションを受けたのかなあとも思います。
 

 さて、やっとたどり着いたGOOD EDはというと二周目で攻略サイトさまにお世話になり、脳マークの脇のポッチを4つ揃えたら見事に“まけるな”しか出てこなくて驚きましたよ。一周目どれだけフラグ回収できてなかったんだよと。
 GOODでは暴露に成功、無事紅雀を助けることができた蒼葉。碧島に戻ってきて一週間、すっかり紅雀の具合も良くなり蒼葉宅に訪問、ついにエロくるか!?と意気込む私。これだけ長々語ってきて幼馴染みと何もないなんて貴重なくらいですよもう。案の定緊張して二人とも同時に喋りだしてさらに恥ずかしくなるパターン!いただきましたー。

 行為に至るまで紅雀はすっごく慎重で、話の中でもここからは俺たちの関係が変わるって言ってますし、何度も確認する紅雀さん紳士でした…!その後嬉しすぎて鼻血出してましたけど。蒼葉じゃないけど思わず吹き出しました(笑)紅雀は自分で気づかないうちに蒼葉を心の拠り所としていて長年の想いにここへ来て自覚したのでは落ち着いてもいられませんよね。
 でもって極めつけは桐箱ですよ!蒼葉の髪を切ることが念願だった紅雀は夢を叶え、その切った髪を桐箱にとっておいて大事に保管するという、蒼葉も若干引くような所業をなしとげたのです。
 そんなこと言いながらも紅蒼はやっぱりアレな感じでGOODはもう結婚すればいいと思いました。蒼葉を心から大事にしていて大好きだけど自分の気持ちを押し付けることなくちゃんと自制もきく良い兄貴で王道を行くルートでした。


 ・・・ここまでな長っ!!あらすじどころか紅雀ルート解説みたいになってるし。実際このルートが一番話が長いかノイズとどっこいどっこいといった感じでしょうか。紅雀ルートは4番目に攻略したのですが、まだわかってないこと沢山ありますよね?GOODで一瞬現れたあの人影は一体誰なのかとか、金目蒼葉は結局なんだったのとか。
 それにキラルといえば攻キャラ以外のゲスいBAD要員がまだじゃないですか!というわけで真相ルートの感想お次でいきます。

拍手[8回]

C82 ニトロプラス キラルセット感想3

 オフィシャルワークスといえば書き下ろしSS!ドラマダのオフィワでは蓮蒼SSが巻末に収録されていました。蓮蒼をどんなに待ち望んだことか…!ゲーム発売前は当然ながら発売後もしばらく存在は明かされず、SSや描き下ろしイラストも他のCPに比べるとどうしても少なくなってしまう真相扱いの蓮ルートの哀しさよ…。
 しかし!DRAMAtical Murder re:connectということでファンディスクの制作も決定したことですし、これから新規スチルや派生を楽しめると思うと嬉しい限りです!本編のシナリオではやむなく削った部分も恐らくあるでしょうし、その辺りもFDが発売するまでの間に補完があったらいいなー…と思いましたがFDの制作で手一杯ですよね。あわよくばドラマCDもなんて欲が出てきますが何せキラルでFDなんて前例がないものでこれからどんなふうに展開していくか全く予想がつかないのです(笑)
 とりあえずドラマダ発売時のカウントダウンボイスをどこかに収録するというお話もあったのでいずれ特典やバラエティCDとしてもう一度聞けたらいいなと。ネタバレ回避&聞きそびれで全員分聞いてないので是非形にしてほしいです。

 さて、だいぶ脱線しましたがSSの感想を。肝心の蓮蒼SS『Dawning Sky』は『明けゆく空』と訳せて本編をプレイした人ならば、蓮蒼が好きならばタイトルだけでも涙腺が危うくなってもおかしくないのではないでしょうか。挿絵には真相ED後の病院で横たわってる蓮が少し元気になった辺りの姿が。蓮とセイを足して二で割った感じで、筋肉質ではなく蓮にしてはほっそり、セイにしては体格がいいです。
 時系列は本編蓮GOODのその後で、セイの身体を得た蓮がリハビリに励み、徐々に回復して日常生活も送れるようになったが、蒼葉の実兄であるセイの身体で関係を持ってしまってもいいのだろうか…と葛藤するお話です。
 葛藤話きたー!!そういうの大好きです。道徳に背くと書いて背徳感に満ち溢れる感じがたまらないです。男同士で兄弟同士で自分同士ですよ。そのうち既に二つはクリアしてるのに今さら一つ増えたってどうってことありませんよ!笑

 蒼葉も言ってたけどセイ兄ちゃんは全部わかったうえで蒼葉と蓮の願いを叶えてくれたんじゃないかって思うのです。本編ラストで東江のことは恨んでないって言うくらいだしそれくらいの器があっても全然おかしくないですよね。だとしても相当肝が据わってますが(笑)
 中でもいろいろ考えている過程で、蒼葉が自身の貞操観念が薄いと自覚があったことに萌えた。全ルートプレイした後ですっっっごく今さらで(笑)わかってるにも関わらず攻ズとああいう関係になっちゃう蒼葉かわいいよ。
 誰も幸せにならないなんて結果はここまでしてくれたセイも望まないだろう、ということで最終的には二人とも納得した形で体を重ねるのですが「俺、いつも下なの?」の蒼葉の台詞は破壊力∞!是非音声化してくださいキラルさん!!そこであまり抵抗することなく入れ替わることを承諾する蓮に(え、リバるの?え…?)とビビる私。でもここで初めてでもないのにと逡巡する瀬良垣蒼葉さん(23)に萌えた。蒼葉には受遺伝子が刷り込まれてるんですか。脳内一人Hにも相当衝撃受けたけど今回三重禁忌を冒しててもはや気にしてる場合じゃないですよ!

 そんなこんなで無事に事を済ませお決まりの“いつもありがとう”“こちらこそ”で蓮蒼SSはおしまい。はー…ごちそうさまでした。FDでは本編ED後のお話ということなので、葛藤が終わった以上この後はらぶらぶ~な展開が待ってるんでしょうか。Cool-Bさんによるとラブ甘の他にシリアスもあるようなのでそちらにも期待します。
 キラルくんのインタビューでは攻略対象は増えないことが暗に示されてましたが、編集部であれこれ予想してるのが面白くて割と本気で実現してくれないかなと思いました(笑)

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