胡蝶の夢
BL・JUNE関連で緩~く感想や思いの丈などを綴っています。
カテゴリー「sweet pool」の記事一覧
- 2025.01.11 [PR]
- 2013.02.09 sweet pool 善弥ルート感想
- 2013.02.03 sweet pool 睦ルート感想
- 2013.02.01 sweet pool 哲雄ルート感想4
- 2013.02.01 sweet pool 哲雄ルート感想3
- 2012.12.29 sweet pool 哲雄ルート感想2
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sweet pool 善弥ルート感想
sweet pool 善弥EDの感想です。スウィートプール本編の感想はこれで最後になると思います。やっとここまできました……!他ルートも含めネタバレのオンパレードなのでご了承ください。
■善弥ED
蓉司も善弥も唯一生き残るルートです。にもかかわらず、ハッピーエンドではありません。もうどうしたらいいの。
このルートの蓉司は善弥が言う通り無防備で、誘いにまんまと引っかかってBADエンドという感じでした。監禁EDです。
蓉司を繋いどかなきゃって……穏やかじゃありません!嫌な予感的中です。一生大事にするという台詞を聞くには場違いすぎるシチュエーションで恐ろしい。
ずっと部屋につながれたままで身体の自由もなく、善弥のいいようにされ続けたせいで蓉司は精神的が弱りきってしまいます。
あげくの果てに道具に成り下がることに抵抗が薄れ始めて、肉の人形などと自分を揶揄するありさま……。ひどい、ひどすぎる。
でもちゃんとエロ要素はあります。ハ●録りでご奉仕です。なんてこったい。すごくつらくて残刻なことをされてるのに、ちょっと萌えたのは内緒です……。
公式サイトにもあるあのテレビに、最中の出来事がすべて映し出されながらしなくてはいけないという苦行を強いられる蓉司が、本当に気の毒でなりませんでした。
と言っても善弥にもいろいろあるわけで。できそこないだとか因果が子に報いただとか翁長家で散々な目に遭ってきて、やっと『メス』である蓉司を見つけたからには離すわけもなく。
自ルート以外ではそんな重荷に耐えられずに、自分の腹を切って臓物を取り出してみせ、泣きながら純成だと言う姿には胸が痛みます……。
そうした状況で、できそこないの『オス』でも『メス』の存在があればなんとかなるかもしれない、と希望を持つのは当然だと思います。
でも何もかも手遅れだったのではないでしょうか。今までの家庭環境があんまりだったのに加え、哲雄という完璧な『オス』の登場にとどめを刺された感じがします。
姫谷は恩人の息子である善弥を終始気遣っていましたが、その思いも虚しく……。
自宅の一室で起こっていることを姫谷は知っていて、こんなことはやめようと思い切って坊ちゃんに申し出ます。が、それも虚しく悪夢は終わらないのでした……。
ワタナベカズヒロさんが歌うED曲の『VLG』が善弥の心境そのもので、余計に胸をえぐられる気分でした。ただ曲名の由来がわからないので是非知りたいところです。
全ルートを振り返ってみると、蓉司と哲雄の出会いは偶然じゃなく必然だったんだと思わざるを得ません。なんだその安っぽい歌詞みたいなフレーズは、と自分でも思いました。
善弥は蓉司と出会ったことで人生を狂わせたのは間違いありません。でもどこかに幸せになる道はあったんじゃないかと考えてしまうのです。
誰がいいとか悪いとかではなく、どこかで掛け違えたボタンは直す機会を逃してしまったところがまたやり切れません。
さて、長々と上げてきたsweet poolの感想記事もおしまいです。お通夜モードですが、とっても思い入れの深い作品の一つとなりました。大好きです。また素敵な作品に出会える日が来らんことを。
■善弥ED
蓉司も善弥も唯一生き残るルートです。にもかかわらず、ハッピーエンドではありません。もうどうしたらいいの。
このルートの蓉司は善弥が言う通り無防備で、誘いにまんまと引っかかってBADエンドという感じでした。監禁EDです。
蓉司を繋いどかなきゃって……穏やかじゃありません!嫌な予感的中です。一生大事にするという台詞を聞くには場違いすぎるシチュエーションで恐ろしい。
ずっと部屋につながれたままで身体の自由もなく、善弥のいいようにされ続けたせいで蓉司は精神的が弱りきってしまいます。
あげくの果てに道具に成り下がることに抵抗が薄れ始めて、肉の人形などと自分を揶揄するありさま……。ひどい、ひどすぎる。
でもちゃんとエロ要素はあります。ハ●録りでご奉仕です。なんてこったい。すごくつらくて残刻なことをされてるのに、ちょっと萌えたのは内緒です……。
公式サイトにもあるあのテレビに、最中の出来事がすべて映し出されながらしなくてはいけないという苦行を強いられる蓉司が、本当に気の毒でなりませんでした。
と言っても善弥にもいろいろあるわけで。できそこないだとか因果が子に報いただとか翁長家で散々な目に遭ってきて、やっと『メス』である蓉司を見つけたからには離すわけもなく。
自ルート以外ではそんな重荷に耐えられずに、自分の腹を切って臓物を取り出してみせ、泣きながら純成だと言う姿には胸が痛みます……。
そうした状況で、できそこないの『オス』でも『メス』の存在があればなんとかなるかもしれない、と希望を持つのは当然だと思います。
でも何もかも手遅れだったのではないでしょうか。今までの家庭環境があんまりだったのに加え、哲雄という完璧な『オス』の登場にとどめを刺された感じがします。
姫谷は恩人の息子である善弥を終始気遣っていましたが、その思いも虚しく……。
自宅の一室で起こっていることを姫谷は知っていて、こんなことはやめようと思い切って坊ちゃんに申し出ます。が、それも虚しく悪夢は終わらないのでした……。
ワタナベカズヒロさんが歌うED曲の『VLG』が善弥の心境そのもので、余計に胸をえぐられる気分でした。ただ曲名の由来がわからないので是非知りたいところです。
全ルートを振り返ってみると、蓉司と哲雄の出会いは偶然じゃなく必然だったんだと思わざるを得ません。なんだその安っぽい歌詞みたいなフレーズは、と自分でも思いました。
善弥は蓉司と出会ったことで人生を狂わせたのは間違いありません。でもどこかに幸せになる道はあったんじゃないかと考えてしまうのです。
誰がいいとか悪いとかではなく、どこかで掛け違えたボタンは直す機会を逃してしまったところがまたやり切れません。
さて、長々と上げてきたsweet poolの感想記事もおしまいです。お通夜モードですが、とっても思い入れの深い作品の一つとなりました。大好きです。また素敵な作品に出会える日が来らんことを。
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sweet pool 睦ルート感想
sweet pool 睦EDの感想です。初っ端からネタバレしまくりなのでご容赦くださいませ。
睦ルートがBAD EDしかないだと……。クラスで唯一蓉司と仲良く喋ってたじゃん!学校帰りも楽しげにファーストフードに寄ってたじゃん!
あんなにいい雰囲気で幸せになる要素しかなかったくらいなのにどこで道を踏み外してしまったのか。そう、城沼哲雄の登場によってです。
運命を変えたという点では、睦が蓉司に出会ったところで既に引き金は引かれていたので哲雄は決定打でしたね……。
睦くらいしか話す相手がいなかった蓉司が、急に城沼くんと親しくなり始めてぐぬぬとなるまではほほ笑ましい学園ドラマだったのです。
そこから三角関係ですったもんだするほのぼのBLとは一味も二味も違うのがsweet poolですよ。どうあがいても絶望なEDをプレイ前に誰が予想したでしょう。
キャラクターの顔ぶれからして一番普通の高校生活を送ってそうな明るく健康な笑顔の少年が、まさかカニバリズムに走るなんて。
元気キャラが実はヤンデレだった、まではよくある(?)パターンですが、落とし方が半端じゃない上に睦のEDは一つのみなのがまた堪えます。
そもそもノンケの睦にも効いてしまう蓉司のフェロモンが強力すぎます。くらくらして、蓉司を取られたくない!とまで思わせるとは相当です。
蓉司はそんな睦の微妙な変化に気付きはするのですが、何せ寡黙なクラスメイト襲われたり学園一の問題児に絡まれたりしてそれどころでなくなってしまうわけです。
今まで病気がちで休学してたのにいきなりこんな事態になったら誰だって参ります。睦もこれまで健康に、すべて思い通りに生きてきたが故に、どうしていいかわからなくなります。
睦は学校が終わると蓉司の家に帰ってきて……。ん、崎山くんは一体どこへ行ってしまったのかな。白い欠片って何のことかな。
腕に巻いた包帯の内側が痛々しいです。どうしてこんなことになってしまったんだろう。自分の異常さに気付いていながらもその行為をやめられない事実がやり切れません。
プレイヤーに十分なトラウマを植え付けたあとにかかるED曲は、Ken1さんの『The Hunger』でこの歌詞もまさに睦のことを歌っています……。
どうしたら睦との幸福な結末を臨めたのか考えずにはいられません。
さて、睦EDの感想は以上でございます。うーん、暗い。序盤のテンションどこいったんだ。お次は善弥ルートですが、これもまた重苦しくなりそうな予感。
睦ルートがBAD EDしかないだと……。クラスで唯一蓉司と仲良く喋ってたじゃん!学校帰りも楽しげにファーストフードに寄ってたじゃん!
あんなにいい雰囲気で幸せになる要素しかなかったくらいなのにどこで道を踏み外してしまったのか。そう、城沼哲雄の登場によってです。
運命を変えたという点では、睦が蓉司に出会ったところで既に引き金は引かれていたので哲雄は決定打でしたね……。
睦くらいしか話す相手がいなかった蓉司が、急に城沼くんと親しくなり始めてぐぬぬとなるまではほほ笑ましい学園ドラマだったのです。
そこから三角関係ですったもんだするほのぼのBLとは一味も二味も違うのがsweet poolですよ。どうあがいても絶望なEDをプレイ前に誰が予想したでしょう。
キャラクターの顔ぶれからして一番普通の高校生活を送ってそうな明るく健康な笑顔の少年が、まさかカニバリズムに走るなんて。
元気キャラが実はヤンデレだった、まではよくある(?)パターンですが、落とし方が半端じゃない上に睦のEDは一つのみなのがまた堪えます。
そもそもノンケの睦にも効いてしまう蓉司のフェロモンが強力すぎます。くらくらして、蓉司を取られたくない!とまで思わせるとは相当です。
蓉司はそんな睦の微妙な変化に気付きはするのですが、何せ寡黙なクラスメイト襲われたり学園一の問題児に絡まれたりしてそれどころでなくなってしまうわけです。
今まで病気がちで休学してたのにいきなりこんな事態になったら誰だって参ります。睦もこれまで健康に、すべて思い通りに生きてきたが故に、どうしていいかわからなくなります。
睦は学校が終わると蓉司の家に帰ってきて……。ん、崎山くんは一体どこへ行ってしまったのかな。白い欠片って何のことかな。
腕に巻いた包帯の内側が痛々しいです。どうしてこんなことになってしまったんだろう。自分の異常さに気付いていながらもその行為をやめられない事実がやり切れません。
プレイヤーに十分なトラウマを植え付けたあとにかかるED曲は、Ken1さんの『The Hunger』でこの歌詞もまさに睦のことを歌っています……。
どうしたら睦との幸福な結末を臨めたのか考えずにはいられません。
さて、睦EDの感想は以上でございます。うーん、暗い。序盤のテンションどこいったんだ。お次は善弥ルートですが、これもまた重苦しくなりそうな予感。
sweet pool 哲雄ルート感想4
sweet pool 哲雄ルートのプレイ感想その4です。結局EDごとに記事を分けてしまいました。さて、今回はやっとこさグランドEDでございます。すべてのEDを見ないと開かれないルートです。
■グランドED
プールへ飛び込んだあと、哲雄は数か月も眠り続けていた。だが奇跡的に意識は取り戻したものの、大切な記憶を失っていた――。
哲雄は一命を取り留めた代わりに記憶喪失になってしまいます。しかも蓉司に関わる事柄のみ思い出せないとはなんと因果なことか。
水中で蓉司は最後の力を振り絞り、過去に父親が自分にしたのと同じように哲雄を救ったのでした。すでに意識の遠くなった状態で、せめて哲雄には生きてほしいとひたすら願った。
命の恩人である本人を忘れているのはあまりにも不条理すぎます。が、自分の命に代えても守りたいと思える相手が笑って生きていてくれるなら、それは本望というものなんでしょうね……。
しかし!大学に通い始めた哲雄はあるとき日常から逸脱したくて、最寄りの一つ手前の駅で電車を降ります。そうしたら今まで思い出せなかった高校の頃の記憶がフラッシュバックして……。
何故だか不思議に思いながら再び乗車するのですが、その後向かいのホームに一瞬だけ蓉司の姿が。そんな、まさか。もう悲しいのか嬉しいのかわからなくて胸がいっぱいになりました。
最後に蓉司の制服姿を見せるなんて反則です。この時点で哲雄は大学生ですから、あくまであの蓉司は幻……のようなものだとは思うのですが、少しくらい希望をもってもいいですよね。
ベストタイミングでED曲が流れるころには、打ちひしがれること必至で何もかも空っぽになった気分です。この喪失感をどうしたらいいのかわかりません。
グランドEDの曲はいとうかなこさんの『Miracles may』で、その歌詞がまた胸を打つというか心が洗われるようです。BLゲーム侮るなかれって感じです本当に。
ところで世の中にはマルチバッドエンディングなるものがあるそうですが、スイプはそれとも少し違う気がします。限りなく近いでしょうが……。
そしてほぼ間違いなく鬱ゲーに分類されると思います。まるで救いがないわけではないけど、明確なハッピーエンドはありませんし。
でも心を通じ合わせて少しでも両想いになれたならハッピーなんじゃないか、と思い始めてる私は幸せ不足なんでしょうか。それとも感覚がマヒしてきているのか。
ああ、つい長くなってしまいました。これで哲雄ルートの感想はおしまいです。お次は睦EDでございます。
■グランドED
プールへ飛び込んだあと、哲雄は数か月も眠り続けていた。だが奇跡的に意識は取り戻したものの、大切な記憶を失っていた――。
哲雄は一命を取り留めた代わりに記憶喪失になってしまいます。しかも蓉司に関わる事柄のみ思い出せないとはなんと因果なことか。
水中で蓉司は最後の力を振り絞り、過去に父親が自分にしたのと同じように哲雄を救ったのでした。すでに意識の遠くなった状態で、せめて哲雄には生きてほしいとひたすら願った。
命の恩人である本人を忘れているのはあまりにも不条理すぎます。が、自分の命に代えても守りたいと思える相手が笑って生きていてくれるなら、それは本望というものなんでしょうね……。
しかし!大学に通い始めた哲雄はあるとき日常から逸脱したくて、最寄りの一つ手前の駅で電車を降ります。そうしたら今まで思い出せなかった高校の頃の記憶がフラッシュバックして……。
何故だか不思議に思いながら再び乗車するのですが、その後向かいのホームに一瞬だけ蓉司の姿が。そんな、まさか。もう悲しいのか嬉しいのかわからなくて胸がいっぱいになりました。
最後に蓉司の制服姿を見せるなんて反則です。この時点で哲雄は大学生ですから、あくまであの蓉司は幻……のようなものだとは思うのですが、少しくらい希望をもってもいいですよね。
ベストタイミングでED曲が流れるころには、打ちひしがれること必至で何もかも空っぽになった気分です。この喪失感をどうしたらいいのかわかりません。
グランドEDの曲はいとうかなこさんの『Miracles may』で、その歌詞がまた胸を打つというか心が洗われるようです。BLゲーム侮るなかれって感じです本当に。
ところで世の中にはマルチバッドエンディングなるものがあるそうですが、スイプはそれとも少し違う気がします。限りなく近いでしょうが……。
そしてほぼ間違いなく鬱ゲーに分類されると思います。まるで救いがないわけではないけど、明確なハッピーエンドはありませんし。
でも心を通じ合わせて少しでも両想いになれたならハッピーなんじゃないか、と思い始めてる私は幸せ不足なんでしょうか。それとも感覚がマヒしてきているのか。
ああ、つい長くなってしまいました。これで哲雄ルートの感想はおしまいです。お次は睦EDでございます。
sweet pool 哲雄ルート感想3
sweet pool 哲雄ルートのプレイ感想その3です。今回は融合EDでございます。四つの哲雄ルートのうち二番目に見たんですが、後から考えたら一番TRUEっぽかったです。
■融合ED
姫谷を振り切り、なんとか蓉司宅にたどり着いた二人は『彼ら』を受け入れることを選ぶ。
字のごとく融合しました。そういう意味で一つにもなりましたし、見たまま一つにもなっています。
彼らを受け入れると決めた一方で、自分たちだけの結末を強く思っている。互いの本当の気持ちを知って、時が迫っているのを直に感じながら想いを確かめ合うのが切なすぎる……!
次第に二人の体が癒着し始めて、とうとう一つになった繭から生まれたものは……純成さん。深紅の目と漆黒の髪、透き通った肌を持った彼は、明らかに人外のオーラを発してます。
そんな彼を蓉司と哲雄の行方を追ってきた姫谷が見つけてびっくり仰天。姫谷は憤って二人を追いかけてきたはずなのに、すっかり純成の神秘的な魅力に中てられてしまいます。
あのあと姫谷は大事に純成を守っていったんだろうと願いたいです。最愛の坊ちゃんもあんな形で失ってしまいましたし……。善弥と坊ちゃんについてはまた別の機会に記すとします。
かの有名な、
哲雄「永遠ってあると思うか」
蓉司「永遠なんて、ない」
の掛け合いは融合EDのもので、この辺りはもはや画面が滲んでよく見えませんでした(涙)
そう言い切ったからこそ最後の時を一秒たりとも無駄にしたくなくて、全身全霊で相手を受け止めるところが大変やるせなかったです。
実を言うと、全ED中で融合EDが一番好きです……。今まで何の接点もなかった二人があるきっかけから気になり始めて、迷いながらも本質では強く惹かれあっているのがたまらない。
本意を測りかねて戸惑っているのも学生ならではのピュアさが光っていると思います。気持ちを通わせてこれでやっと……!ということころで燃え尽きてしまうのもひっくるめて好きです。
なんだかしんみりしてしまいました……。回を追うごとに鬱度が増していくと思われますが、お次はいよいよグランドEDでございます。
sweet pool 哲雄ルート感想2
sweet poolの哲雄ルート、同棲EDの感想でございます。おそらくGOOD ED 1。信じられないだろ、これグッドEDなんだぜ……。
■同棲ED
■同棲ED
二人ともプールへ飛び込んだ後、姫谷に撃たれて重傷を負った哲雄の為に蓉司は自らの力を捧げて……。それから二年後。
まるで新婚夫婦のような会話をする蓉司と哲雄がそこにはありました。でも何だか様子が変。そう、蓉司の姿がどこにも見えないのです。
しかも会話文で哲雄には「」かぎかっこがあるのに蓉司にはない。これは……明らかに蓉司は人の状態で存在してません。でも哲雄はちゃんと蓉司のいるらしき方を向いて喋ってる。一体どういうことなの。
同棲EDの蓉司の在り方については、いろんな感想サイトさまを見させていただきましたが、いくつか解釈があるようですね。
- お肉の塊になっちゃったよ派
- 霊になっちゃったよ派
- 何言ってるの蓉司はちゃんとここにいるよ派
- すべて幻だよ派
……というふうに僭越ながら分類してみました。私としては2に近いような気がします。意識だけが浮遊しているイメージです。
それに軽くて割と自由に移動できるみたいですし。お肉も移動してましたけどね……ビジュアルがあんまりなので希望も込めて霊のようなものだと思っております。
蓉司が哲雄の傷を癒した件について少し補足すると、過去に蓉司は家族で交通事故に遭っており、奇跡的に彼だけ生還したことがあります。蓉司の父親も『オス』の性質をもった人間で、亡くなる直前に幼い蓉司にすべての力を注ぎ込んだおかげで彼が生き残ったんですね……。奇しくも自分の父親と同じ運命をたどることになろうとは。
しかし!このEDでしか見られない哲雄の笑顔のなんと眩しいことか!たとえ蓉司がどんな姿になろうと関係ない。そこにいてくれるだけでいい。今この一瞬をただ大切に……。
意識が薄れていくなか自分は幸せだったと、これだけは姉さんに伝えたいという蓉司が健気すぎて、涙腺がもたなくなったところでED曲が流れてきました。
Miracles Mayのヴァイオリンver.なんて反則でしょう。感傷に浸りきりでした。エンドロールが終わってスタート画面に戻っても、セーブ開く気になんかとてもなれません。
断腸の思いを振り切ってお次は融合EDの感想です。また長くなったんでEDごとに記事分けることにします。