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胡蝶の夢

BL・JUNE関連で緩~く感想や思いの丈などを綴っています。

   

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スロウ・ダメージ 藤枝ルート感想その1

 スロダメ藤枝ルート感想です!攻略キャラ4人なのにやたら書くのに時間かかってる…。やっぱプレイ後すぐのが勢いよく書けますね。
 実はTumblrに備忘録としてプレイ日記っぽいのをつけてたんですが、そっちのがリアルタイムだし感情に任せて暴走してる気がする。我ながら落ち着けと。


 それはさておき。ビジュアルを見たときから気になっていた藤枝。眼鏡かけてオールバックなんて、好み狙い撃ちでどうしてくれる!?しかもそれだけにとどまらない要素てんこ盛りです。

 あらすじ。トワのもとに次々届く謎の荷物。記憶のない過去に関係あるらしいが、そのなかにあるうさぎのぬいぐるみは藤枝も見覚えがあるようで──。

 トワを守りたいがために、荷物を勝手に燃やそうとするタクには驚いた。すべてを知った後だとタクのとった行動にも納得できるけど、いきなりそうされたらトワも怒るよなー。タク、疑ってごめんね……。


 藤枝ルートでは今までのルートでの事象が同時並行で起きていて、タクは遠野に脅されて薬を開発、レイは借金返済のために榊の手伝い、斑目は鷹郷組襲撃の準備を進めていてフラグ立ちまくりで面白い。それで藤枝とどうまとまるんだ?とワクワクします。
 攻めズが大集合して殴り合い始めたときはおなか痛くなるほど笑いました。いや全然笑うところじゃないんだけど!トワのために争わないで!って思わず言いたくなる。別にトワを取り合ってるわけじゃないが。


 あとは榊の暴露大会でも悶絶してました。あまりにも自分の好きな設定盛りもりだったもんで謎の笑いが込み上げてきた。何度もことわりますが決して面白おかしいシーンではない。
 だって藤枝の経歴が!ホストやってて男女関係なく寝てたって言うもんだからえええええ!?!?とプレイの手が一時止まっちゃったよ!かつてこんな攻めがいましたか?今度は急に冷静になって、これ左右固定の人とか大丈夫?とか心配する始末。
 なりふり構っていられなかったってだけで、具体的に描写があるわけではないので杞憂に終わりましたが。男娼とか大好きなんだよなー。でも!藤枝は攻めで!トワが受けだから!

 トワを痛めつけるため、といって突然犯し始めるからハァ!?!?だからってなんでそんな手段!?と思ってたので、藤枝の過去を知って腑に落ちました。トワも同じこと考えててフフってなった。
 藤枝はトワが母親とグルになって藤枝の妹を酷い目に遭わせていたと思っていたんですね。実際にはトワも摩耶の被害者だったわけですが。


 しかし最後の、摩耶の手記はずるい。あんなの泣いちゃう。惨憺たる所業をはたらいてきて、でも、愛がないわけじゃなかった。むしろ愛している。と思う。とまで言っている。
 愛し方がわからない人。けれど人を思うままに操れる。孤独な人。『lullaby』とともにスタッフロールが流れた後エピローグ、『after all』がかかって海辺のCGが出るの最高でした。


 駄菓子屋で真っ黒だった絵が鮮やかに見えるとこは感動しました。トワの視界が、元に戻った。常に画面の色が一部極彩色に見えていたのはトワの視界の再現だったんだー!と!
 うちのPCの不調じゃなかった。本気でスロダメ最終回でも言ってたけど、大丈夫演出の残像っぽいのもバグではない!ドラマダのノイズルートもディスクに傷でもあるのかとめちゃ焦った思い出。


 クリアするとタイトル画面も明るく日の差した部屋となります。これ、トワの部屋だったのね。気づくのが遅い。中央の絵画も例の絵だと判明。
 ゲームを始めるときガリガリとキャンバスに線を描く演出、あれも物語が進むごとに色味が増していってましたね。タイトル画面の変化、すきです。


 ところで、言わずにはいられないことが。何を隠そう私、某マイクでは眼鏡の警官とホストと弁護士が推しなのでプレイしながらホントおかしくて仕方なかったんですよ……加えて目的のために手段は選ばないときた。藤枝全部盛りじゃん!!
 直感でこのキャラクターすきだなっていうのあるじゃないですか。そのセンサーが今回抜群にはたらきました。PVとか設定見ると、斑目もかなり好きそうっていうか普通にいけば斑目にドハマりしそうなものを。
 もちろんみんな好きなんですよ。しかし、真珠楼まで見せられたら堕ちないわけがない!!


 いやここまで長いわ!!!なのにまだまだ言いたいことあるしトワの過去や各EDにほどんど触れてない!
 キラルって真相ルートで情報をドバっと出すイメージあるんですが、スロダメは伏線散りばめられていたにも関わらず藤枝でさらに追い打ちをかけるように怒涛の展開が繰り広げられて全然語り足りない。
 記事、分けますね…。ドラマダのウイトリを思い出すなあ。

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スロウ・ダメージ 斑目ルート感想

 スロダメ斑目ルート感想です!ダイジェストムービーでは頭抜けてこれぞキラルゲー感!を醸し出してきたのでプレイ前から楽しみでした。内容的にシキやミンクさんの枠かな?と期待に胸が高鳴ります!バイク所有キャラはレイだったけどね。
 当時をあまり思い出したくないとトワが言っている時点でこちらとしては興味湧きまくりです。想像通り昔、体の関係を持っていました。

 斑目ルートの醍醐味といえば、暴力!セックス!酒!ドラッグ!のオンパレード。非常に刺激的…ってこれらの要素自体はどのルートにも備わっていますが、より際立っています。トワが首輪を付けられて鎖でつながれているCGは至高です!!
 作中にもありましたが、この二人って一緒にいるのがすごく自然っていうか生き様の波長が合っているというか。雰囲気が合ってる。
 トワの過去が暴かれることなく、以前のように刹那的に生きていくことを選んだら斑目ルートが一番楽しそうではある。GOODなら。
 前置きが長くなりました!感想いきます!!またしてもBADがしんどいです。


 ■Chapter 2 Kei Madarame Immutable
 Immutableとは、不変。いま意味を調べたんですがこれ心理パートの特大ヒントですね!意味わからないままスルーするなよっていう…文脈で何となく流してしまうの悪い癖です。テキスト読んでるときはとにかく先に進めたくて後からまとめて言葉の意味を調べたりしてました。懺悔。 
 荒すぎるあらすじ〜近ごろデスマッチエリアに出るという斑目の幽霊。それは鷹郷組を潰すために新神海に戻ってきた斑目本人だった。過去につるんでいたトワと斑目、そして鷹郷組の内部抗争でいったい何があったのか──。
 生稲の後もう一人キャラ挟まずにすぐChapter 2で斑目ルートに入ります。なんと生稲はこのルートでは死んでしまう!!!!シンプルに驚いたし悲しい。むしろほかのルートで生き残ってたのが意外というべきか。かなり精神ギリギリっぽかったからトワに『euphoria』してもらえてよかったね、と思っていた矢先に!
 生稲の死は少なからずトワの心に影響して、その後長い間絵を描き終わらなかったりむしゃくしゃして適当な相手を見つけたりしていたのでした。あっさりモブとの首絞めセックス描写が挟まってビビった。さすがビッチ(※ライナーノーツより)のトワくん。

 そうこうしているうちに、昔貸したままになっていたはずの斑目のオイルライターが手元に戻ってきたり、めっちゃ強い黒ずくめの男に襲われたりする。いよいよ斑目本人との邂逅も近いか!?とプレイヤーもトワも焦燥感に駆られていたことでしょう。
 で、とうとう来ました!!監禁プレイ!シャワー!裸シャツ!月!鎖につながれて自由を奪われる。よみがえる咎狗のシキルート。ここはキラルっ子なら興奮せざるを得ないパートだったんじゃないでしょうか。
 こんなに暴力が続いて痛々しいルートでどうやってGOODエンドにたどり着けるんじゃ…と不安になってきたころに、キスCGです!斑目からの施しを意地でも受けようとしないトワに口移しで食事を摂らせます。

 当初、隙あらば逃げ出そうとしていたトワも次第に行動を起こさなくなる。そんなトワの状態を見透かして自由の身にしたけど、結局は戻ってきちゃう展開!もえる。ここでは間の楔を思い出しました。名実ともにイアソンのペットだったリキを一度は解放するけど、やっぱり元の場所に戻ってきてしまうアレ!最高すぎる。受けの意思で攻めのもとに戻ってきた、という過程が大事なんだよ!!

 その後レイとトワ、斑目の三人で鉢合わせ、戻ってくるよう説得されたが……あっちは、俺の居場所じゃない。と振り切るのが切ない!!今までのルートでタクやレイと良い関係を築き上げてきただけにつらい。


 時間が経つうちに、少しずつ昔のことを話してわかったこと。かつて組の抗争で斑目こそが加賀を殺した張本人…ではなく、撃ったのは遠野だった。あいつが死ぬ必要がなかった、のアイツは加賀。トワの腹違いの兄。
 ほえええ!?ここへ来て異母兄弟?!ついにキラルにも来てしまった!異母兄弟とか記憶喪失とか韓流ドラマの十八番で大好きなので舞い上がったよ。この加賀さんがさー!またな~ビジュアルが好きなんだよなー!しかもここで出てくるCGのトワが!金髪ミディアム!!組のアイドルか?ってくらい傍から見たら美少女。かわいい。
 FDで斑目との過去及び加賀さんの掘り下げ頼みます。

 GOOD高飛びED!鷹郷組への奇襲は成功しトワと斑目は海外へ。地下闘技場でデスマッチに似た試合に出ていた。おわーっ!金髪ミディアムトワ再び!このビジュアル好きすぎる。タクやレイと連絡を取り合うことはもうないというのが何とも言えない気持ちになりますが。この感覚を共有できるのは二人だけ。っていうのが、もう!たまりません!!
 ED曲はARKTAさんの『Keep me alive』。ライブで跳びたい一曲です!歌詞は英語ですが、和訳が初回限定版のブックレットに載っており、読むとド直球でニヤニヤしてしまいます。最初のほうでも言ったとおり斑目GOODはある意味一番トワらしいエンディングだと思いました。過去を知って嫌な思いをすることもないし、気の合う二人で幸せになってほしい。

 ところで、なぜ組内がごたごたしてるグッドタイミングで斑目が新神海に現れたかというと、エイジが情報を流していたからなのでした!小太郎、マユのともつながっていて、なんか面白そうだから斑目さんについていこうと決めちゃう三人、とんだ異分子だよ。こわいわ。ウイトリ思い出しました。
 襲撃のときスーツ姿に扮するトワ、めっちゃ色男!ファンデーションであの傷が隠れるかってのは置いといて。あとは小太郎が運転できたんだーと感心しました。そういえば、小太郎とマユはBAD要員でもあるのでどこかで記せたらいいな。


 BAD斑目組ED。襲撃は成功し、榊と遠野は死亡。まじか!?乗っ取るんか?!これもまたニホンを支配するシキルートの麻薬王EDが思い出される。あそこまでぶっ飛び感はないけど。
 “euphoria”には失敗したがトワは斑目のもとを離れなかった。しかし血を見ると、においをかぐと欲求を抑えられない。切りつけられて、痛がりながらも快感を得てる演技が本当に最高です。変わっていくトワと、変わらない斑目。殺したいのに、殺せない。お前になら、殺されてもいい。ううう!お互いを理解してるが故にしんどさが増します。
 ED曲はARKTAさんの『Damaging you』。こちらも前述したように和訳があって、読んで頷くことしかできなかった。

 斑目ルートではタク・レイルートとはまた違ったトワの新しい一面が見られました!何を考えているかわからない斑目が主導権を握っているので、これまでかなり余裕のあったトワも動揺したりしてかわいい。
 ここまでのルートっていうか各ルートそれぞれで情報量が結構多いと思うんですが、真相?の藤枝は追い打ちをかけるように怒涛の展開が待っておりますのでお楽しみに。

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スロウ・ダメージ レイルート感想

 スロダメレイルート感想です!ライナーノーツにオネエ攻めという単語があって、あ、その認識でいいんだとホッとしました。なんとなく触れちゃいけないというか、オネエと断言していいものか迷っていたもので。
 レイだけに限りませんがスロダメは性癖展覧会だったりキラル全部盛りだったり、とにかくいろんな要素満点で今までにない属性にもチャレンジしてると思われるのでとってもおすすめです
 それでは感想いきます。いつもながらネタバレご容赦くださいませ~!


 ■Chapter 3 Rei Izumi Contradiction
 レイルートの大まかなお話は、レイの父親が鷹郷組に莫大な借金を抱えており、それを息子が肩代わりさせられるというもの。3億もの巨額をとうてい普通の方法で返せるはずもなく、レイは命をかけてマネーマッチに出場する。

 レイの父親がどうしようもないクズで本当にイライラした!少しは改心するかと思ったけど性根から腐ってるのでたぶん無理。口では心を入れ替えたというけど、半世紀近くそういう生き方をしてきた人間が簡単に変わるはずもないだろう。

 それはともかく!レイとトワは同じ中学に通っていたのが最初の接点だったんだね。レイの一方的な憧れだったみたいだけど。トワは周りに興味なさそうだもんな……。中学生の時点で煙草吸ってたらしいしすでに荒んでいる。
 成長したレイは“euphoria”の存在を知って、願望を叶えてもらうべく彼と会った。かつて憧れていたトワがeuphoriaだったなんてそれこそ運命ですよね!気になっていた1回目の『euphoria』では、なんとレイが性器を切り落とそうとしていた。

 えええええ!!!また?BLあるあるなの?私の遭遇率が異常なだけ?たしかに衝撃的な展開は好きだけどそれにしてもだよ!あ、でも攻めがちょん切ろうとしてるのは初めてだな。いやそういう問題ではない。はあ~驚きと嬉しさで変な気持ちになりました。しかしながらこの時は痛みに耐え切れず完遂には至らなかったそうで、一安心。(?)


 トワと本気の殴り合いがしたい。レイは相手を殴って骨を砕く瞬間が最高に気持ちいいらしい。二人でボロボロになるまで殴り合って、キスしたー!まさかこのままおっ始めないよね?レイに限ってそんなことあるはずもなくちゃんとマンションに戻ってくれてよかった。
 常々思ってたけど、トワってあの不健康そうなナリでかなり腕っぷし強いよね。元は鷹郷組にいたんだからそれもそうか。無気力なようでいざというときの度胸もあるし、すごく主人公っぽい。主人公だけどさ。
 でもって、レイは童貞だった!!まじかートワがものすごい誘い受けだからタクといい相対して初心なのが際立って新鮮!ずっと憧れていた人が初めての相手でよかったね。


 GOODではトワの助力(榊とポーカーをしてトワが勝利した)で借金がチャラになったこともあり、命からがら勝利したのちレイはマネーマッチから手を引きます。そしてボディー・アートの知識を深めたいと、二人で旅行し……やっぱり!!容姿が変わってた!!レイは長かった髪を短く刈り込んでいる!!
 レイルートのトワの更生ぶりが感慨深い。と思っていたらトワ自身も「新神海の路地裏で泥酔して倒れてたやつが海を眺めてるなんてな」と言っていて笑ってしまいました。これまで死んだように生きていたのがようやく真人間になった感じ。
 ED曲はGOATBEDさんの『原罪から未来へ』。二人の旅行の詳細を!FDでもSSでも何でもいいからください!!こんなに幸せそうなGOODの後にBADを見るのはつらい。わかっていたのに、BADから見たかったのに心理パートうまく調整できなくて先にGOODへ進んでしまったんですよー!レイBADに進むの難しかったです。


 さて、BADはというと。トワ人形EDです。レイの趣味がボディー・アートというから絶対にあるだろうなと予想していた展開。トワの背中から腰にかけて空けた穴にはピアスが。それに紐が通っており行為で高揚した際に、引きちぎる!!!
 さらにトワの右目には眼帯はなく、蝶のタトゥーが彫られていた。一瞬義眼に見えたけどタトゥーだった。空洞のまぶたにレイのものを押し当て、射精する。キスで絡ませている舌は二人とも先が裂けておりそれぞれを自由に動かせるスプリットタン
 痛い痛い痛い!いくらトワが痛みで感じるからってそれは痛いよ。イラマも苦しそうだったし。でも恍惚として喘いでいて気持ちよさそう…な演技がまたしても素晴らしい。

 マネーマッチに出場し続け試合に慣れたレイ。俺を殺せるのはトワだけ。トワはレイだけの人形になる。意志などいらない。うわーんしんどっ!すき!ED曲は同じくGOATBEDさんの『HEAD CASE TATOO』。これスルメ曲だな~“全肯定するよ”って歌詞がめちゃくちゃ好き。


 攻略キャラ二人目なのに謎は増えるばかりだし情報量が半端じゃない。特にトワについては少しずつ開示されてきてる部分もあるけどほとんどわかってないし。次は過去に関係する斑目ルートだからグッと真相に近づける?かもしれないと期待!

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スロウ・ダメージ タクルート感想

 スロダメタクルート感想です!初の攻略キャラだー!!自分はタク→レイ→斑目→藤枝の順で攻略したんですが、斑目→藤枝の流れは固定なのでタク・レイどちらからでも問題なくお話を理解できると思います。
 ドラマダのときは蓮以外ルート制限がなくて、ミンクさんやクリアからやると若干の戸惑いを覚えたのも今となっては懐かしい。だいたいキャラ紹介ページの順にプレイすればストーリーの大筋もわかるようになってるよね。それでは感想いきます!他ルートのネタバレにもご注意くださいませ。


 ■Chapter 3 Takuma Murase Nostalgia
 ノスタルジアって何~!タイトルからすでに紆余曲折ありそうな雰囲気がじわじわ読みとれる。タクルートはGOODもBADも予想以上に、すっごく萌えた!!母性を知らないトワが、温かな無償の愛を向けられて戸惑うのがかわいい。百戦錬磨のトワがタクを翻弄するのがかわいい。
 キラル最年長カップルなのにかわいいだらけだよタクルートは!!そう、歳が判明しているキャラにおいてこの二人は最高齢。最高齢っていうとおじいちゃんみたいだな…。トワが26でタクが46。3月で27になるらしい。斑目は40代とあったけどおそらくタクより少し若いのかな?って印象。


 ところで萌えって死語なの?萌えに替わる言葉がいまいち思いつかない。ぴったり当て嵌まる表現がないというか絶妙なニュアンスを汲み取ってくれる単語がない気がする。


 それはさて置き。タクルートのあらすじはというと、近ごろ流行っている薬物はタクが鷹郷組…遠野に弱みを握られて開発させられていたものだった。遠野は大学時代、金に困っていたタクの優秀さを見込んで声をかけ、学費を援助していたのだ。
 鷹郷組に借金のあるタクは新神海から出ることもできず、返済の負い目から遠野に逆らえずにいた。組関係の患者を診るのはもちろん、医療記録の偽造をしたり『負債者』にウェブタグを埋め込んだりすることも。

 やばい!立派な犯罪に手を染めている。最初から攻略できるルートにも関わらず結構重い内容ぶっこんでくるなあ!この時点でスロダメはほかのルートもかなりヘビーな内容なんだろうと想起させられてワクワクがとまらない。共通ルートでその片鱗は十分にうかがえたけど確信へ変わりました。


 GOODでは自首して罪を償い、模範囚のタクは1年後に刑務所を出る。トワは、タクを待っていた。俺がここにいるのが答え……ヒエーッ!!タクは髪が短くなってトワは襟足が伸びてる!未亡人感がすごい!!タクが前に言いかけてやめたのは「俺だけを見てくれ」いちいち甘いー!!ありがとうございます。


 刑務所に入る前、タクのマンションに行くの初めてじゃない?と思ったらトワも初めてだった。そこで出てきたトワの幼い頃の写真がかわいすぎる。いったいどこのお坊ちゃんなのか。ソックスガーター好きなんだよな…。

 ED曲はTHE ANDSさんの『arlequin』。さわやかでこれからの二人を応援したくなる。FD絶対出ますよね?二人の幸せな生活をもっと見せてくれー!!しかしわかってはいても、物語の主要人物が逮捕されるって堪えますね。今までいい面を見てきただけにつらい。



 そしてキラルの真骨頂とも言えようBADエンドは!ヤク漬けEND!!なんたる!!嫌悪しながら開発してた薬物に自ら堕ちてしまうなんてー。最高すぎる。クリニックの地下へトワを囲って最低限の食事と、クスリを与える。投与の間隔は日に日に短くなっていく。


 幻覚症状の虫に怯えながら行為に及んで快楽を得る。この、恐怖と快感の混ざった演技が圧巻でした。トワだけでなくタクも薬物に溺れていて、救いようのない終わりがとても好きです。ED曲は同じくTHE ANDSさんの『inside out』。ずっと一緒だ。しんどい!!



 タクルートで得られた事実としては、トワは子どもの頃体が弱かったとか、母親は仕事柄家にいないことが多くて様子を見に行ってたのがタクだったとか。トワの母親…マヤさんが綺麗な人だったのでタクは憧れていたとか。儚く、寂しそうな人。情報量が多い割にトワの過去がわかる気配がほとんど感じられない。お察しの通り真相ルートまでおあずけなのでがんばってプレイしましょう!!


 スロダメはGOODをeuphoria EDBADをMadness EDと呼称します。攻略方法にのっとって、砂時計の砂…幸福量と、傷の開き具合…狂気の程度でエンディングが分岐するからです。何度でも言うけどこの調整が難しいんだよう!!
 キャラによってはBADに行くほうが難しかったりかと思えば意外にするっと抜けられたり、人の心を掌握するのは簡単じゃありません。(当たり前)
 さてさて次はレイルートです!朗らかそうなレイが果たしてどんな秘密を抱えているのか楽しみですね。

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スロウ・ダメージ 浅倉・水野ルート感想

スロダメ浅倉と水野ルート感想です!コンプして余韻に浸っていたら日が経ってしまいました。スロダメ、本当に面白かった。発売してくれて本当にありがとうキラルに感謝。それではネタバレ必至感想いきます!
 Chapter 2はタク、レイのどちらか好感度…砂時計の量によってルート分岐します。タクの幸福度が高ければ浅倉へ、レイのが高ければ水野へ進みます。これも公式のツイートがなければ分岐点がさっぱりわかんなかった。


 ■Chapter 2 Docter
 浅倉心理パートめちゃくちゃ難しかった!どうやっても浅倉先生のことが解らない。本当はわかりたいのに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
 結論から言うと、浅倉は小児愛性者ではなかった。確かに子ども好きではあったが、周りから変な疑惑をかけられて自分を信じられなくなっていた。
 う~ん、これもなかなか根深い問題ですね。周囲の評価は大きな影響をもたらし、ときに人を変容させる。

 ハヤトくんがトワに対して妖しい接触を図ってくるのは正直ドキドキしました。この子どもは。すっごく緊張したよ!これも少年に変な意図はなく単なる処世術だとわかると少しは安心した。けど、母親の愛情を十分に受けられないというのはかなり重要な伏線だと後からわかって切なくなりました。

 ところでスロダメに出てくるショタはじめ幼子総じてかわいいので困る。これ以上新たな道を拓こうとさせないでくれ!


 浅倉の本当の欲望は“自分だけの天使が欲しい”それだけ聞くとドン引きかもしれませんが、人には一つや二つ言えない秘密があるものです。浅倉の場合たまたまこういう形だっただけで。
 『euphoria』では浅倉の欲望を叶えるべく、手術台の上にいたハヤトくんに代わってトワが天使になりました。元々ある肩甲骨に沿った傷と同じようにメスを入れて……天使の羽根を模した針金を刺す!!痛い痛い痛い!
 浅倉の机から飛び出していた銀の棒は天使の羽根だった。仕事机にまでそんなものを忍ばせているって、相当限界までキテるよな。だからこそ“euphoria”…トワに切羽詰まったポエムを送り付けてきたんだろうけど。
 それでも、痛みに快楽を感じるトワは続けるよう促す。疑似セックスだー!たまらん。こんな無茶苦茶やってどうすんだ!と思ったらちゃんと後でタクが縫合してくれました。無事タクルートへ突入です!


 それにしても浅倉、個人的にビジュアル超好みで非攻略対象キャラなのが惜しすぎる…BAD要員ですらないなんて!欲望の内容が内容なだけにどう転んでもトワとどうこうないってのが明らかなだけに余計やるせない。タクの先輩で40代ってのには驚きました。顔が良い。



 ■Chapter 2 Brother
 水野ルートです。気弱な青年と思わせてとんでもないDV男だった。本名は桐原。彼自身も過去に兄から暴力を振るわれていて、歪んだ性癖を植え付けられてしまったわけですが。
 ターゲットを複数人で襲って撮影した動画をアップするの、本当胸糞悪いな……現代の犯罪あるあるって感じなのも嫌にリアリティがあって何とも言えない気持ちになる。

 桐原は暴力に快感を覚えるトワを同類といい、自分の絵を描くよう半ば脅しをかける。ここでトワがレイをかばったのが良かったー!一見して無感情なトワくんがこういう行動をとるのアツいです。
 お互い殴り合ってボロボロなのに、“euphoria”する余力あるんか?と思ったの私だけじゃないよね。桐原自身も兄に影響されてこうなってしまったわけで、業が深い。

 生稲、浅倉、桐原ともに生まれた欲望をトワに昇華してもらえなければ取り返しのつかない事態に陥っていたことでしょう。ライナーノーツにもありましたが、特に生稲はトワと会っていなければいずれ人を殺していたと記述があってウワー!となりました。


 まだ非攻略対象キャラなのにずいぶん重たいのキテるなまったく!これから攻ズが来たらどうなるの!?と期待せずにはいられません。お次はいよいよタクルートの感想です。このペースで真相へたどり着くのにいつまでかかるのか…ピッチ上げて感想いけるよう努めます!

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